i-canはわずか5分で検査結果がわかる妊娠検査薬です。尿から妊娠を判定するため手軽で簡単です。その正確性は99％以上とされています。

受精卵が着床して妊娠状態となると、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)ホルモンが胎盤から分泌されます。i-canはそのhCGに反応する妊娠検査薬です。

hCGは妊娠時にしか分泌されないため、例えつわりなどの妊娠兆候が出ていたとしても、想像妊娠の場合の検査結果は陰性となります。

i-canの仕組みは病院で行なわれる妊娠判定の尿検査と同じです。尿中に検出されるため、尿を採取すれば妊娠の有無を調べることができます。
適切なタイミングで正しく検査すれば、その精度は99％以上と言われています。

i-canのhCG検出感度は50mgU/mLです。50mlU/mL以上のhCGは、受精から2～3週間頃から分泌されます。
ただしhCGの増加速度には個人差があるため、より的確な判定結果を得るには、推定排卵日または性交日の3週間後以降、もしくは生理予定日(排卵日の約2週間後)の1週間後以降に検査を行なうのがよいとされています。

陽性反応(2本線)が出た場合は妊娠の可能性が高いため、早めに産婦人科を受診してください。
ただし、5分以上経過した後の検査結果には有意性がありませんのでご注意ください。検査から5分以内に窓に出現した線で判定を行ってください。

清潔で乾燥した容器に尿を採取します。容器内に石けん、洗剤などが残っていると検査結果に影響を与える恐れがあります。十分にすすいで下さい。 より正確に妊娠を確認するためには、朝一番最初の尿で検査するのが望ましいです。しかし、それ以外に採取された尿を使用しても構いません。

【1】検査シートを検査直前に袋から取り出します。開封後は速やかに検査に取り掛かりましょう。

【2】検査シート上に、「S」(尿判定確認)マーク、「C」(制御領域)、「T」(試験領域)が印字されているのを確認して下さい。

【3】検査中は、検査シートに扇風機、ドライヤー、窓からの風が当たらないようにして下さい。

【4】検査は平らな台の上で行って下さい。

【5】付属のスポイトで尿を吸い取ります。(検査は採取した尿の3滴を使います)

【6】採尿したスポイトを押し、検査シートの「S]の部分に尿をきっちり3滴垂らします。その際、尿が「C」「T」と印字された判定窓 (枠) の部分にかからないよう注意して下さい。

●陽性(妊娠している可能性がある)
「C」と「T」の両方に紫色の線がはっきりと現われます。

●陰性(妊娠していない)
「C」のみに1本線が現れます。
この場合は、陰性かどうかを確認するため、そのまま5分間待ちます。

●無効(検査失敗)
尿の滴下後、判定窓に目に見える線が出現しない場合、検査は無効です。再検査をお勧めします。

陽性反応(2本線)が出た場合は妊娠の可能性が高いため、早めに産婦人科を受診してください。
ただし、5分以上経過した後の検査結果には有意性がありませんのでご注意ください。検査から5分以内に窓に出現した線で判定を行ってください。

明らかな判定線が出現する場合は特に問題はありませんが、説明書と異なる色調の線や、ほとんど肉眼では見えないような色の濃さの線が出現した場合は、通常は陰性(妊娠していない)として扱います。
また確実に陽性(妊娠している可能性がある)であると判断できる以外は、一度の結果で判断せずに、hCGの増加を待って数日後に再検査をするのが望ましいとされています。
そのほか、尿をかけた直後に一瞬ラインが浮き上がり、判定時間経過後に消えるようなケースの場合は、ほとんどが陰性(妊娠していない)です。